SITチャレンジ制度

学生の自主的な課外活動を支援する
SITチャレンジ制度は、
学生のさまざまな企画に対して、
教員が指導し、
資金面、施設・設備面を
大学がサポートします。
※2019年度実績

鳥人会

鳥人間
コンテストへの
挑戦!

7年ぶりに本戦出場を
果たした2019大会。
悪天候で
機体が壊れる不運に。

琵琶湖を舞台に、自作した人力飛行機の滞空距離および飛行時間を競う「鳥人間コンテスト」に、鳥人会は、毎年チャレンジしています。本戦に出場するためには、まず機体設計図の書類審査に合格しなければなりません。鳥人会は、湘南工科大学の伝統として受け継がれてきた先尾翼型を採用した機体で、同コンテストの滑空機部門に挑戦を続け、過去7回の出場を誇ります。しかし2019年の大会では、コンテスト当日、台風接近に伴う突発的に吹いた強い横風にあおられ、プラットホームからのテイクオフ前に機体「Black Kite」が破損してしまうという無念の結果となりました。コンテスト出場へ向け、機体が抱えていた前方と後方でねじれが発生するという課題を、接続部の素材を変更して改良するなど、準備が万全だっただけに残念でなりません。

メンバーそれぞれの
学びを結集し、
2020年はものづくりの原点・
設計から機体を製作!

機体の完成までは、地道な努力の積み重ねです。製作段階では実際に機体を飛ばすことができないため、キャンパスに泊まり込み、早朝に全員で翼を持ってグラウンドを何十回もダッシュしては試験飛行を実施したことも。機体は、ほぼ一からの製作で、軽くて安全性を満たすものにするために試行錯誤しながら、メンバー全員の力を合わせて作りあげました。授業で学んだことを機体作りで実践し、機体作りでの気づきが授業の理解を深め…と、学業と鳥人会での活動で得たものを相互に生かすことができています。

2020年は気持ちを新たに一から機体を製作する挑戦の年。代表の井上晃太朗(機械工学科3年)さんは「これまでの先尾翼型を踏襲しつつ、学生の力で一から設計に挑戦したいと思っています」と意気込みます。設計はモノづくりの原点。湘南工科大学の伝統を受け継ぎつつも、まったく新しい機体づくりが始まっています。

「鳥のように空を飛ぶ」という
夢に向けて
全力でチャレンジして
自分とスキルを磨く

「湘南工科大学には、『SITチャレンジ制度』があるからこそ、大会に参加する諸費用をはじめ、機体を保管できる倉庫や設計に不可欠なCADなどのIT施設もフルに活用できています。大会の規定でスポンサーを集めることができないので、SITチャレンジ制度がなければ参加もできないところでした」と井上さん。

飛行機作りというと、機械工学の領域のように思われそうですが、翼などを動かす機械制御には情報や電気・電子の知識が必要ですし、機体のデザインも飛行距離に影響を及ぼす重要な役割を担っています。鳥人会では、さまざまな学部の学生の技術を生かして、機体を作り上げ、「鳥のように空を飛ぶ」という夢に向けて、全員で一丸となった挑戦を続けています。

活動Photo

学生フォーミュラ同好会

学生フォーミュラ
プロジェクトに挑戦!

モノづくりの
総合力が競われる
「学生フォーミュラ日本大会」へ
参戦

モノづくりの好きな学生が、2019年に「レーシングカーを楽しむ」をコンセプトにフォーミュラ同好会を立ち上げました。毎年9月に開かれる「学生フォーミュラ日本大会」ICV(ガソリンエンジン)クラスへの参戦を目指し、フォーミュラスタイルの小型レーシングカーを構想・設計・製作しています。大会には全国から98大学が参加。速度などの走行性能だけでなく、マシンコンセプトや設計、コストなど、モノづくりの総合力を競います。審査は、車検をはじめコスト、プレゼンテーション、デザインなどの「静的審査」と、加速、コーナリングなどの走行性能や耐久性を競う「動的審査」からなる、1000点満点の総合ポイントで順位を決定します。

大学・企業の
支援を受け
机上では得られない
経験を積む

活動は、設計や製作などマシンを作ることだけにとどまりません。活動費の確保や材料の調達など、マシン開発のための環境を整えることから、自分たちで取り組みます。SITチャレンジ制度によって、大学から活動費と活動場所の提供を受けるとともに、企業からも活動費と技術的な支援を受けています。メンバー自ら企業の担当者へ、活動のコンセプトや熱意をプレゼンテーションし、支援を獲得してきました。昨年の夏休みには、スポンサー企業のひとつであるカーボンメーカーで働き、最新の知見を得ることができました。

すべてゼロから
つくりあげる
モノづくりの楽しさを
味わう。

ボディ、駆動装置、足回りなど、大まかな役割分担はあるものの、そのすべてに全員がかかわり、ゼロからのモノづくりを通してメンバー自身も成長しています。「この活動ではさまざまな知識、技能が必要とされるため、大学で受講した3DCADや工作実習、材料力学などがとても役に立っています」と代表の佐久間崚さん(機械工学科3年)。メンバー全員、本気でモノづくりに取り組む楽しさを感じながら、大会での全種目完走を目標に、日々、マシン製作に取り組んでいます。

活動Photo

ロボット研究部

全日本マイコンカーラリー大会を開催

マイコンカーの大会を
運営し
湘南工科大の実力を
アピール

中心となる活動の一つは、ロボット研究部主催の「全日本マイコンカーラリー大会」の運営。マイコンボードを搭載しプログラミングした完全自走式のマシンで走行タイムを競うもので、全国から高校生や大学生、社会人が出場し、湘南工科大学を会場に開催されます。1年次から4年次まで12名のメンバーが、大会規定の作成やコースの設計・設置など、大会の運営にあたっています。大会で使用するスタートゲートもメンバーが製作。SITチャレンジ制度で材料費を支援してもらうとともに、顧問の先生からは技術的なアドバイスを受けています。

日本が誇れる
モノづくり
マイコンカーの技術を
多くの人に伝えたい

マイコンカーラリーは、完全自走式なので、競技が始まるとあとはスイッチを押すだけ。競技の前までにどれだけ完成度を上げたかが勝負を決めるとあって、製作にかける思いもおのずと熱くなります。

完全自走の技術は、今注目されている自動運転にも応用されています。日本のモノづくりを世界にアピールできる分野であることを、大会を観戦しに来てくれた来場者にも伝えたいです。

互いに得意分野を教え合い、互いのスキルを尊重するチームワークと風通しの良さがロボット研究部の特徴です。この特徴を生かして、メンバー全員で大会を盛り上げています。

ロボット作りを通して
人間力を研鑽

ロボット研究部のメンバーも、競技者として大会に出場します。ロボットはスイッチを押せば設計通り動くものと思われがちですが、どんなに入念に準備しても本番では思い通りに動かないこともあります。その繊細さがロボットの難しさであり面白さでもあると、代表の柳澤明良さん(機械工学科3年)は言います。「ロボットを作ることは、自分と向き合うこと。一つひとつの課題にどれだけ真剣に向き合えたかが問われると感じています」(柳澤さん)。メンバーそれぞれがロボット作りを通して個人の課題に向き合いながら、他のメンバーとも協力しあう―ロボット研究部のチームの団結力は、競技者としての成長も支えています。

活動Photo