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エンジンの小型化による地球環境保護への貢献

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ガスタービンエンジンは、軽油や灯油、天然ガスなどの燃料を燃やした高温のガスで羽根車(タービン)を回し、回転運動エネルギーを得る内燃機関(エンジン)の一種です。ガソリンエンジンなどに比べ、同じ大きさでも、より大きな出力を得られるため、発電機、船舶、航空機などの大型機械を中心に、さまざまな分野で用いられています。また、構造が比較的単純で軽量なため、ジェットエンジンとして多くの航空機で動力源として使用されています。ガスタービンによる発電は、火力発電の一種ですが、短時間で始動し、小型化も可能なので、非常用電源としても広く普及しています。

地球温暖化の最も大きな要因である温室効果ガスについて、日本では90%以上※を二酸化炭素が占めていると言われています。ガスタービンエンジンをもっと小型化すれば、エネルギーの節約や、燃焼時に排出される二酸化炭素の削減にもつながるため、地球温暖化の抑制にも貢献することが期待できます。また、緊急用の発電システムや小型の工業用ボイラーとして活用することも可能になります。
機械工学科では、ガスタービンを小型化したモデル燃焼器を用い、効率よく燃焼させるためにはどのような条件が良いのか実験・研究を行っています。
※出典  "地球温暖化の基礎知識 データ集[2]" 全国地球温暖化防止活動推進センター

実習や実験を重視した機械工学科のカリキュラム

機械工学科のカリキュラムは、実習や実験などを重視して組まれています。初年次から、できるだけ手を動かし機械に触れる体験を多く取り入れることで、専門科目を学ぶ際に、いくつもの「気づき」を得ることができます。また、アイデアを形にし、科学的・工学的考えを身につけるなかで工学的センスを磨きます。

機械工学プロジェクト

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特徴的な科目として「機械工学プロジェクト」があります。具体的なテーマに取り組み、機械工学の知識と技術、問題解決能力を身につける実習科目です。
例えば、機械工学科で主催している「モノづくりチャレンジ」の企画に参加する個人やチームが、レギュレーションに準じた作品を完成させる過程で、力学の法則に従った設計の実践や、創意工夫により作品の機能を高める経験をします。また、グループワーク、プレゼンテーションなどを通し、協力し合う姿勢や問題解決能力を身につけます。機械系CADの授業では、ハードウェアやOS、ネットワークの基礎、情報セキュリティなども関連して学び、3Dプリンターを使った3次元モデリング技術を習得します。これらの授業では、「CAD利用技術者試験」「機械設計技術者」の資格試験対策も行っており、2018年度は6名が2級に合格者しました。

責任と協力

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機械工学科の各研究室には4年生が10名前後と大学院生数名が在籍しています。研究室に入る4年生が教員から必ず言われることのひとつが、「1人で研究が進められることはほぼない。周りと協力しなければ自分の研究は進まない」ということ。学生がお互いに協力し合いながら自らの研究が進められる雰囲気づくりを学科では意識しています。とはいえ、研究はあくまでも「1人1テーマ」。大がかりな装置を使う実験などでは周りの協力が必要になりますが、研究テーマは自分だけのもの。自分のテーマに責任をもって取り組み、最終的に論文にまとめるまでのプロセスを1人で成し遂げたという自信をもって、世の中に出てもらいたいのです。もちろん、各自がテーマを見つけるために教員もアドバイスやサポートをしながら方向性を導きます。
研究室で学んだ「人と協力し合いながら、自らのテーマを追求する姿勢」は、実社会に出てからも大いに生かせると考えます。